may’s blog

20年いたヅカ沼を抜け出したと思ったら、図書館経由でV6沼に転がり堕ちた人。そして今はバレーボール熱が再燃中。

観劇記録2016年6月

2016年6月の観劇&映画鑑賞記録。 

 

・『Forever Plaid』@KAAT 

www.forever-plaid.com

 

 6/4 14時公演観劇。FCに入った時には申込が終わってたし、もうチケット取れないだろうと思ってたら、Twitterで譲っていただいて♪段上がりのセンター。演者さんの目線の高さなので、目の前でスタンドマイクでラブソングなんて歌われたら、まるで自分に歌ってくれているかのような錯覚。幸せな席でした。ありがたやー。

 

ミュージカルというよりコンサートな感じ。なのでストーリー的にはそんなに入ってこなかったんだけど、でもラストのあの衣裳の4人を観た瞬間にだーだー泣けてしまって。ちゃんとストーリーは伝わってたんだなと。

 

川平さんは多分初めまして。あのパワフルさ、凄いねー。TVで見るまんま。でもちゃんと役なんだよね。そーまさんは色々ズルかった。歌は勿論抜群に上手くて。うわーーとなっているとこに、ジョン・レノンからのスフィンクス(爆)。しかも「(前方端の人は見えなくて)不公平だから」って、わざわざ上下両方でやったしね。ああいう人だったっけ(笑)??ところで、いつの間に壮麻さんになったの?やっと綜馬さんに慣れてきたところだったのでビックリ。でも私の中ではやっぱり二枚目な芥川英司さんという印象が強いなぁ。だからこそ、スフィンクスの破壊力・・・(爆)。

 

松岡充くん、可愛いねぇー。・・・え?44歳????び、美魔女。。。確か彼のミュージカル初舞台?の『タイタニック』初演を観て、また変なのがミュージカル界に入ってきた・・・と当時は思ったのよね(ごめんなさい)。何を歌ってるのか、歌詞も内容も全然伝わってこなくて。そんなだった人が、こんな立派になって!!と、もはや親心(笑)。歌は勿論素晴らしいし、やりたい放題で客席の心を鷲掴み。

 

長野くんは決していい声ではないし、歌も上手くないし(ごめんなさい)。この面子の中では弱すぎると最初は思ったんだけど、長野くんがいるからこそプラッズのハーモニーが成立してるんだなーと。ハイトーンで押しの強い川平さん・松岡くんの声、そして低音のそーまさん。ちょっと混ざりにくそうな声たちの隙間を全部埋めて繋いでいた感じ。実際V6でもそういう印象。

 

あと私の中の長野くん像がまだ安定してなくて。シブヤノオトで観た時は「美人さん」だったんだけど、フォエプラでは割と「おじさん」だなぁーって。横に美魔女がいたからかな!?でもスペイン帽をかぶって振り返った長野博は紛れもない「スタア☆」(敢えて)で。ものっすごいキラキラしてて。トキメイタ!!まぁ確かにそこ以外は、ちょっとオドオドしたジンクスくん、という役でもあったしね。

 

カーテンコールではお隣の方と手を繋いでの「プラッズ!!」。こういうの初めてだぁ~。ちょっと楽しいね。でもお隣が観劇マナーが悪かったりした人だったらイヤかも・・・(苦笑)。

 

パンフレットはグッズと別売り。開演直前に来た方は買えなかったと言ってたので、入場と同時に買っておいて良かった~。グッズはかなり並んでたので諦めたんだけど、終演後はあまり並んでなかったのでTシャツ購入♪レッスンで着よう。

 

・『MURDER for Two』@世田谷パブリックシアター  

www.murderfortwo.jp

 

6/5 13時公演。凄かった。ほんとに凄かった。面白かった!!私、実はこういうタイプのお芝居ってあんまり好きじゃなくて。なんていうか、ふざけられちゃう芝居っていうのかな?役を脱がれると引いちゃう。この作品の中ではふざけている部分も多少あったけど、でも加減がちょうど良かったし。なにより技術が安定している上でのおふざけだから安心して観られた。

 

坂本くんの10役、外見はほとんど変わらないのに全部きちんと違う人に見えて。なんなら衣裳まで違って見えてくる。ダーリアさんは濃い赤のワンピース、ステフちゃんはオレンジのホットパンツもしくはスパッツ、バレットさんはラベンダーのシフォンワンピースetc。キャラ自体は全然違うから、実際演じ分けるのはそんなに難しくないと思うの。でもその声で歌って踊って、しかもピアノまで弾くっていうのが!!それも歌の時だけならまだともかく、BGMも弾くのね。凄すぎる。

 

そして松尾さん。役の数的には少ないし、歌とかもしれっとさらっとやっている感じなんだけど。松尾さんが作りだした流れに観客が知らず知らずのうちに乗せられている感じ。作品の作り自体がそうだけど、もっと感覚的なところでね。役を引き寄せ型の役者さんはあんまり好きじゃないので、最初の方はうーんと思ってたんだけど。松尾さん凄かったな。

 

1回しか観てないので、アドリブはよくわからなかったけど。ハプニング?としては、眼鏡を掛けない役で掛けちゃってて。その時は客席は「?」となりつつスルーしてたんだけど、次に掛ける役になった時にクスクス笑っちゃってて。そしたら役のまま、スルーしろ的なことをぶつぶつ(爆)。

 

もっともっと観たかった。再演してほしいなぁ。  

 

・『冷蔵庫のうえの人生』@草月ホール  

www.life-on-refrigerator.com

 

6/9 18時半(ピアノ:レ・フレール)。6/12 13時(ピアノ:林正樹)。出演者2人の音楽朗読劇。基本は個々だけど、時々2人が接するし歌もあるし。ちょっと不思議な感じ。

 

作品がどうとか演技がどうとかいうより、改めて「祐飛さん、やっぱり好きだわ」と感じた。そんな公演。

 

ピアニストさんは2組。同じ曲でもアレンジが違ったりしたのかな?レ・フレールさんは物語に寄り添うような、柔らかな印象。林正樹さんはドラマティックなピアノ。単体で聞く分には林さんの方が好みだけど、物語の中ではちょっと強すぎて音楽パートが独立してしまってた気もする。

 

共演の大野いとちゃんは20歳で、舞台出演はこれが2作目とか。とっても可愛らしかったけど、お芝居に照れがある感じがして。もう少し入り込んでほしかったな。でもその技術的な未熟さが役には合ってたし、そのお陰で祐飛さんの包容力も際立ったのかなと。母性というより、時々父性にも見えたけどね(笑)。特に歌のところは、抜擢された研1を見守るトップスターって感じで。うん、仕方ない!?

 

・『ラディアント・ベイビー ~キース・ヘリングの生涯~』@シアタークリエ  

www.tohostage.com

 

ご縁があって、6/16 18時半公演を急遽観劇。これもオフ・ブロードウェイ作品なんだね。時代背景がピンとこない部分もあったし、後半は気分的に若干乗り遅れた感じもあったけど。それでも単純に楽しかったなぁ。彼の絵も好きだし。でも一緒に観た友達はダメだったみたい。

 

とにかくビックリしたのが、舞台での映像技術ってここまで進んだんだなぁーということ。2009年『カサブランカ』で飛行機が飛んだ時もビックリしたけど、あれからもっとずっと進んでた。これがゴールなのか、更に先へと進むのか・・・。あと小道具がキース・ヘリングの絵みたいになってて可愛かった。

 

この作品の用語集みたいなプリントが座席に置いてあって、ありがたかったな♪パンフレットも嵩張るから、そうそう全部買ってられないしね。ま、開演前に読んでも結局あんまり頭に入ってないんだけど(苦笑)。観劇後に読み返せて良かった。

 

子供3人組、上手かった!!カーテンコールにいなかったのは、21時を微妙に過ぎてたからかな?残念。開演前の注意アナウンスは録音じゃなくて生?3人が「きょうしゅくですが」とか言ってて、とっても可愛くて和む。と同時に、そこまでしてもマナーの悪い人はいるのよね・・・と悲しくもなる。

 

宝塚退団後初めて観たかも、汐美真帆さん。ショートカットだし、遠目で観てたら現役時代と全然変わらなくて懐かしい。アンディ・ウォーホル役がすっごい格好良くて。この為にキャスティングされたんだろうね。

 

主演の柿澤くんを観るのは初めてかな。歌も芝居も踊りも上手い。でもこの段差が多いセット、足腰にきそうだな・・・と思ったら東京千秋楽前に痛めてしまい、大阪公演は中止になったとか。今後の為にもちゃんと治してください。また何かやる時は観に行きたいな。 

 

・『帰ってきたヒトラー』  

gaga.ne.jp

 

ヒトラーが現代にタイムスリップしたという話。前半はありがちなタイムスリップものでそれなりに楽しいんだけど、途中から雲行きが・・・。まぁ、ヒトラー関連で後味が悪くない映画なんて基本的にないけど。私は犬の件がダメだったのと、後半の処理が受け付けなくて。。。観終った後、ずーーん(沈)。

 

なんていうか、終わらせ方がすごくドイツ的映画的・・・あんまりよく知らないけど(苦笑)。これがアメリカ的だったり日本的だったりしたら、もう少し後味は良かったんだろうなぁ。しかもそこに難民受け入れ批判を重ねたのかなぁという感じで。。。

 

CMはコミカル部分メインで見せてるから楽しそうだけど、デートムービーには向かないよ。

 

 

上記以外に宝塚月組大劇場を観てきました。こちらは長くなるので、また今度。

観劇記録2016年3~5月

今更だけど2016年3~5月の観劇記録。ざっくり。

 

・宝塚宙組Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜/HOT EYES!!』@東京宝塚劇場

kageki.hankyu.co.jp

時間が経っちゃったので、真風とりんきらさんが素敵だったことと、ショーが楽しかったのでもう1回観たいなぁと思ったことくらいしか記憶がない(汗)。結局観られなくて残念。あと、知らない子がたくさんいてビックリ。2014年7月まではほぼ全員判別できていたのにね。100期以降は全くわからんー。星風まどかちゃんですら消去法でやっと・・・

 

 

・宝塚月組『Voice』@赤坂ACTシアター

kageki.hankyu.co.jp

まさおさん退団仕様のコンサートということは、お嬢さんにとってもそうだろうと確信していたので(実際そうなった)、1幕はまさおファンかと思われるレベルで泣いてたかも・・・。でも踊りだけでなく、歌も聴けて幸せな公演でした。コンサート自体もまさお節炸裂で楽しかった♪

 

皆で一緒に踊りましょう的なのは苦手で、いつもしれっとスルーしてたんだけど。あちらのファンになったからにはこういう機会も増えるわけだし、慣れなくては!と頑張って踊ったよー。そしたら目の前に来た娘役ちゃんにガン見された挙句、ハイタッチを強要された(爆)。合格点をもらえたってことかな!?

 

 

・『SHOW ル・リアン』@銀河劇場

SHOW ル・リアン | 天王洲 銀河劇場

昨年の同じ時期に同じ劇場で公演した『THE SHOW CONNECTION』が大好きで、それ以上のものを期待してしまっていたところはあったよね。。。1公演お断りになったんだけど、お断りで良かったと思うくらいには・・・あは(笑って誤魔化す)。キャストは悪くなかったんだけど、構成がちょっとね。うん。そもそも一応タップが主体?の作品なのに、いわゆるタップダンサーが1人しかいないという時点で無理があったかと。

 

 

・『夢の劇』@KAAT

www.kaat.jp

 

実は図書戦にハマったきっかけは田中圭くんのお芝居だったので(ラストの手塚が来た時のホッとした笑顔に心を鷲掴みにされた)、この舞台は絶対観たくて。生で観る圭くんの、あのなんともいえない佇まい。すごく良かった!ドラマとかでも特徴があるわけでもなく、全部同じに見えそうな気もしつつ。でも全然違っていて。それぞれの世界でちゃんと息をしているから、こちらにすんなり入ってくる感じ。主演の早見あかりちゃんは初舞台とは思えない度胸の良さと素直なお芝居で好感。

 

お話としてはわかるようなわからないような感じなんだけど、そのわからなさ加減が不快でなくむしろ心地好い。セットや全体的な雰囲気もパリの下町のサーカス小屋のようで。なんだかちょっと懐かしいような、でもどこか不安定な怖さがあったり。正面席で観劇したんだけど、3方向が客席なので観る席によって全然違った印象になりそう。全方向から観たかったなぁ。

 

 

・『第6回東日本大震災支援ライブ』@BODY&SOUL 

10人の歌姫の個性が光った盛大なチャリティーライブ BODY&SOUL

祐飛さんが出演されたので行ってきました。10人のシンガーさんが2曲ずつ歌われて。どの方もそれぞれの世界があって素晴らしかった!特にフィリピンの方の歌が好きだったな~。

 

ライブレストランということで、「見る」ことにはあまり重きを置いていないようで・・・うぬぬ。でもだからこその貴重な体験が出来て、ある意味ラッキー!?でもその状況が面白くなっちゃって。ゲラな私は笑いを耐えるのに必死で、歌の記憶がほとんどない(苦笑)。

 

 

・『シブヤノオト/ナオミの部屋』公開収録@NHKホール

V6全員が揃うのを見るのは初めて(イノッチと剛くんは完全に初めまして)。ということで、歌い踊るのを見るのも初めて。もうテンション上がり過ぎて、あんまり記憶がない(笑)。しかも6人全員見たいものだから視点が定まらなくて、若干酔ったよね・・・(苦笑)。

 

他の出演者さんも、大原櫻子ちゃん以外は知らない方ばっかりで。こういう機会がなければ触れることがなかったと思うけど、実際に聞いてみるとそれぞれ色んな意味(笑)で興味深くて。楽しかった♪

 

 

ついでに映画も。

 

・『エヴェレスト 神々の山嶺 

everest-movie.jp

一般試写会、初日舞台挨拶第二部、大ヒット御礼舞台挨拶、あと通常回2回。計5回鑑賞。

 

初見では正直古くさいし、男の世界だし、面白くないなーと思ったんだけど(ごめんなさい)。2回目以降は原作読んだので流れもわかったし、観るうちに感情移入もできたし。最終的には好きな映画となりました。でもリピートはちょっときつかったかな。なのでDVDは買わなくても・・・と思ってたんだけど、予約開始日にきっちり予約。ファンとはそういう生き物である(笑)。

 

 

・『リリーのすべて』 

lili-movie.jp

TVでエディ・レッドメインの特集をしているのを見て気になって。ちょうどマイルも貯まってたので観に行きました。思ってたのと全然違う話で、割とビックリ。

 

世界で初めて性転換手術を受けた男性のお話。んー、なんだろう?お話としてちょっと美化しすぎた感じもしないではないけれど。でもとても優しい映画で、ラストシーンでは思わず涙が。邦題では『リリーのすべて』ということで、性転換したリリーが主役になっているけど、原題は『The Danish Girl』。これはリリーもだけど、どちらかというと奥さんを指しているように思いました。女性目線で見ているからかな?でもエンドクレジットも奥さんの名前が先なんだよね。映画自体も確か奥さんで始まり、奥さんで終わるし。DVDが出たらもう一度見直したい。

 

 

・『ロイヤル・ナイト』 

gaga.ne.jp

一般試写会で鑑賞。普通のホールだったので前の人の頭で字幕が見辛くて。一生懸命英語を聞いたけど、色々取りこぼしがありそう・・・

 

エリザベス女王が王女時代、宮殿を抜け出してロンドンの街に繰り出したという『ローマの休日』的なお話。戦争が絡んでいるので、明るいだけでなく、でも重すぎもせず。若干の下世話さもあるけれど、そこはなにせ実際にいるロイヤルの話だからギリギリのところで回避されていて。そのかわし方がオシャレ。音楽や衣裳も素敵だし、宝塚ファンなら好きな作品かと。1,800円払う程ではないかもだけど、1,100円なら観る価値あり。かな。 

 

 

・・・と、3~5月の記録でした。

 

6月以降は『Forever Plaid』『MUDER for Two』。この2作品はチケット取れてなかったんだけど、幸運にも観ることが出来て。どちらも楽しかったーー。追々感想を書きたい。『冷蔵庫のうえの人生』も観劇済。

 

あとは宝塚月組『NOBUNAGA/Forever LOVE!!』『ビニールの城』のチケットを確保済。映画は『ヒメアノ~ル』を観に行かなきゃだし、『高台家の人々』と『帰ってきたヒトラー』もできたら観たい。

エキストラ体験記

そろそろ放送終わったかな?ということで、某ドラマのボランティアエキストラ体験記。

 

1月初めにエキストラ募集サイトに登録。都度メールで募集案内が来るけど、行けない日ばかりだったり、行ける日でも条件(性別・年齢など)が合わなかったりで。やっと参加できたのは2月下旬。

 

募集の段階では集合は8時半だったのが、前日の案内メールでしれっと7時半に変更。近場だから良かったけど、遠くだったら大変だー。しかも行ってみたら、私の名前が登録されていないとかでしばし待つ羽目に(汗)。結局あちらの行き違いだったみたいだけど・・・。

 

どうやらこの時は3つのエキストラ斡旋事務所が入っていたようで。

 

1.バイト代が出るエキストラ事務所。約15名。

2.ボランティアエキストラ事務所。約10名。

3.2の事務所?もしくは他の事務所がネットで募集したボランティア分。数名。

 

私は3で、名簿の違う場所に名前が載ってた?とか。むむ。

 

撮影が始まってしまえば事務所云々は関係なし。でも事務所組は皆さん顔見知りみたいで。その中に、人見知りな上、全く状況が分からない状態でいるのはちょっと辛かったな。話し掛けてくれる方もいたし、スタッフさんたちも感じ良かったけどね。

 

衣裳は自前ということだったけど、現代設定ではなかったので雰囲気が合わなくて即却下。ほとんど全員が衣裳だったんじゃないかな。渡された衣裳を着て、次は髪型セット。カーラーで巻き巻きされて、すごいことになった(笑)。後で検索したら、「あー、これだったのかな?」という当時の流行はあったけど、見慣れないからビックリちしゃうよね。メイクはなし。

 

控室に戻って待機してると、小道具さんや衣裳さんがちょこちょこアイテムをプラスしに来て。私はメガネを渡されたんだけど、これがインパクト大でね・・・(苦笑)。3つくらい試したけど、全部小道具さん笑ってたし。。。某爽やか俳優さんには凝視されるし。。。むむむ。

 

9時前には全員準備終了。現場の設営が遅れていたので10時頃まで待機。そして皆で移動。待機場所と撮影場所は50m程の距離だけど、現代ではない人たちがぞろぞろ歩いていく様子はちょっと不思議。そこだけ時空が歪んだみたい~。

 

 

この日のエキストラの出番は全て通行。私が出たのは3場面。あと2場面あるかもだったんだけど、実際やってみたら人が多すぎるとか、ここはやっぱり1人もいらないとか調整が入ってしまった。残念。

 

まずは役者さんたちの立ち位置確認。さらっと通して、それを見たADさん?がエキストラに指示を出す。これが、先に指示してもらえる時はいいんだけど、出るタイミングで背中を押され、その時に行き先を告げられる時もあってデンジャラス!!そして1-2回流れを確認して、すぐ本番。カメラ位置を変えて何度か撮影。

 

古い建物での撮影だったので、底冷えしてツラかったり。大時計の12時のチャイムがめちゃくちゃ長くて、皆で苦笑しながら終わるのを待ったり。目の前が大通りだったので、消防車のサイレンやカラスの鳴き声でNGになったり。ハプニングも色々。

 

途中で1時間ほどのお昼休憩を挟み(お弁当と飲み物の支給あり、)16時頃に終了。記念品(ノート)を戴きました。

 

 

当日お会いできた役者さんは、宝塚的に言えば、トップさん、二番手さん、別格さん、四番手以下数名、専科さん、ってとこかな。

 

トップさん(仮)はイメージ通り、真面目そうで腰の低い方。先に上がられたんだけど、その時に私たちエキストラにも丁寧に挨拶をしてくださって。もともと印象は良かったけど、更にUP!!

 

逆に二番手さん(仮)は・・・(以下削除)(苦笑)。ま、感じ悪い役だったからね!多分ずっと役に入ったままだったんだよ、うん。

 

別格さん(仮)のお芝居、好きだなぁ。今まであまりちゃんと見たことなかったけど、今度意識して見てみよう。

 

そして専科さん(仮)、激シブ!!!!!たまたま擦れ違う場面があって、一方的に挨拶させてもらえることに!!!!めっちゃ格好良かった。懐から拳銃が出てきそうな佇まい。撃たれたかったーー(そういう話ではない)(笑)。

 

 

撮影に参加しようと思ったきっかけは、『図書館戦争LW』のメイキング。そういえば私、舞台の作り方は一応知ってるけど、映像の作り方を知らないなぁー。じゃ、一度現場を見に行こう!と。

 

特に違いを感じたところは、舞台は「舞台」(観客から見える部分という意味で)が舞台上のみである(稀に違う場合もあるけれど)のに対し、映像は「舞台」が有限かつ無限であるところ。知識としては知ってたつもりだったけど、実際に目の辺りにしないとわからないものだね。

 

例えばトップさん(仮)が呼び止められて立ち止まるお芝居の時、床がとにかく滑りやすかったので毎回滑ってたけど、そのままお芝居されてて。そっか。映るのが顔とか上半身だけなら、表情に出なければ問題ないのか!舞台だと全身が見えるから、靴に細工をするとか、何かしら処置をするよね。

 

あと、カメラ位置によってはどこまでもフレーム内になるという感覚を私は持ってなくて。広場から廊下に歩いてく場面があり。広場の真正面から撮ってる時は、廊下に入った時点でフレームから出るから止まっていいけど、反対側の廊下から撮ってる時はカットがかかるまでひたすら廊下を歩き続ける・・・とか。その頭の切り替えが難しかったな。

 

それと、スタートがかかるちょっと前から動き出す、ということも私は知らなくて(ちなみにエキストラ陣の動き出しが毎回早すぎて、「もっと直前からでいいよ」との注意が)。でもこれは、舞台の暗転後の場面と考えれば同じか。

 

 

そんなこんなのエキストラ初体験でした。また機会があればやってみたいな~。そのドラマの撮影はまだ続いてるんだけど、男性主体の作品だから女性の募集が少な・・・おっと、これ以上言うとどのドラマかバレるからSTOP。

 

事務所に登録してみることも考えたけど、結構面倒くさそうなんだよね・・・。うーん。とりあえずネットの募集をチェックしておこう。

肺気胸の話。

気胸という病気をご存知ですか?

 

嵐ファンなら絶対に知っているであろうこの病気。宝塚でも一路真輝さんや涼紫央さんがかかったそうなので、その時代のファンの方はご存知かな?

 

先日スタジオパークでゲストの相葉さんが気胸のお話をされていて。私も同じ時期に同じ手術をしたので、その時の記録。

 

 

発症は2002年1月初め。肋骨の辺りが痛い日が続いて、肋間神経痛とかいうやつかな?疲れてるんだな。と軽く考えていたんだけど。数日後には右胸がとにかく痛くて普通に歩くのもツラくなり、近所の病院へ。

 

レントゲン撮るなり、

先生「お母さんを呼んでください」

私「は?」

先生「A病院B病院C病院D病院、どこがいいですか?」

私「へ?」

先生「入院です」

私「・・・ほぉ」

 

母が来るまでに勝手にB病院に決定。というのも、その病院が一番新しくて綺麗だったから(笑)。入院中は痛みでほとんど寝られなかったので、綺麗な病院にしといて良かった・・・夜中の病院こわい。

 

到着した母と一緒にタクシーでB病院直行。一旦自宅に寄りたいと言ったら、先生「死んでも知りませんよ」*1・・・直行します。

 

診断は肺気胸。肺に穴が開いて空気が漏れだす病気。事故など外的な要因で発症する場合もあるけれど、多くは自然気胸。特に長身で痩せ形の若い男性に多く*2、背が伸びる時に肺の成長が追い付かなくて薄い部分が出来てしまい*3、激しいスポーツや吹奏楽などで肺に大きな負担がかかった時に穴が開くと考えられている。

 

女性がなる場合は月経随伴型が多く、子宮内膜症が肺で起こる・・・って、よくわからないんだけど・・・とにかく肺に穴を開けてしまうらしい。検査した結果、私は子宮内膜症ではなかったそう。

 

・・・んー、となると原因はなんだったんだろう?長身ではない。けど母曰く、子供の時に一気に15cm伸びたらしい。もともと胸郭がやたら細いのも関係あるのかな?もしかして数日前にスポーツ鍼をしたのも影響してる?と思ったけど、外傷は特になかったとか。

 

で、空気が漏れて肺が小さくなってしまっているので、まずはドレーンを肺に挿入して無駄な空気を吸い出す。このドレーン挿入、凄いっす。ストローみたいな管(ドレーン)を、胸の横に穴開けてぐりぐり押し込む。。。ってこれ、手術室できちんと麻酔してじゃなくて、処置室で気休め程度の麻酔でやるのよ。でももうやるしかないわけで。ひたすら無言で耐えていたら、先生が「やっぱり女性は強いんだねぇ」って。男性だとほぼ100%泣き叫び、稀に気絶する人もいるんだとか。

 

・・・でも本当に大変なのは、約1週間後にこれを引っこ抜く時なんだけどね。その話はまた後程。

 

ドレーンを入れて脱気したら肺が元の大きさに戻り、軽い気胸の時はそれで終わり。数日安静にしていれば穴が塞がるけど、そのままだと再発する可能性が高いので手術しちゃいましょうと。専門学校の卒業公演前だったのでちょっと悩んだけど。既に台詞は入っている。振りもほとんど付いている。1ヶ月半あれば本番にはとりあえず動ける状態にはなっている、はず。ということで手術決定。

 

翌日は色々検査、翌々日に手術だったかな?手術予定が詰まっているとこに捻じ込んでもらったので、もともとの開始予定が夕方。でも前の手術が押して、実際に始まったのは20時近かったような。手術室に入って麻酔して、数を数えているうちに眠くなる・・・なんて聞いていたけれど、長時間絶食な上、待ちくたびれて朦朧としていたので、名前の確認したくらいで意識を手放した気が。。。

 

夜中に目が覚めたらICUにいて。その日の夕方、元の病室へ。

 

手術自体は全身麻酔だし、特に痛みの記憶はなし。終わった時には「痛い痛い」と言ってたらしいけど。

 

それよりドレーンが痛くて。肺の中につっかえ棒がある感じ。その状態で簡単に寝起きできるわけがなく。一旦横になると起き上がるのが大変だから、ずっと座って本読んでた。夜中も痛くて眠れないので、廊下の灯りを頼りに読書。

 

あと、右側がそんな状態なので右腕が使いづらい上、咀嚼すると骨にひびくので食事をほとんど食べられなくて。あんまり痩せると退院させられないと言われたけど、だったら気胸患者に普通食なんて持ってくんなーーっ!!!!

 

お医者さんも看護師さんも、当然病気や状態については勉強されて頭ではわかっているけれど、実際に経験したことがないことには想像が働かないというか。仕方ないけどね。いや、簡単に言ってくれるけどこの状態でできると思う?って事がちょいちょいあって。文句・・・ではないけど、意見は相当言ったぞ。

 

手術2日後くらいに検査して問題がなかったので、ドレーンをはずすことに。

 

入れる時より抜く時の方が大変。既に4日ほど体に刺さって肉が馴染み始めてるわけですよ。それを病室のベッドの上で、麻酔もなしに、ただ力任せに引っこ抜く!!!

 

医療はこんなに進歩しているというのに、こういうところは原始的・・・

 

ドレーンが外れたら、ドレーン袋と点滴を提げていたガラガラがなくなって超快適♪でも5日間ほど一緒にいたので、散歩している犬がいなくなったような寂しさも・・・(笑)。そして翌日退院。

 

退院して数日は学校休んでひたすら寝て。数日後に病院行って抜糸。抜糸も結構痛かったな。ドレーン同様、既に肉に馴染んだ糸をブチッブチッって(痛)。

 

そこから卒業公演まで約1ヶ月。そもそも呼吸をするのが怖い上、思うように歌ったり踊ったりできないストレスもあって。しょっちゅう過呼吸に。たまたま舞台監督と後輩くんが気胸経験者だったので、そこはちょっと安心だったかな。何かおかしかったらよろしくね、って。本番はまともに声が出てたのか、歌えてたのか、踊れてたのか、全然わからない。怖くて映像見てない・・・。

 

 

手術は内視鏡手術。胸の上、下、背中に各1cm程の手術痕。術後半年くらいは赤くみみず腫れになってたし、ブラジャーが当たって痛いからスポーツブラしかできなかった。でもだいぶ丁寧に縫ってくれたみたいで、14年経った今ではパッと見ではわからない。でもでも、ものすごく疲れたりすると、肺の上部が引き攣るのがわかる。多分そこを縫ってるんだろうね。

 

肺に他にも薄い部分があったそうで。一生のうちに何回か手術する羽目になるのか・・・開かない可能性も勿論あるけど。相葉さんも数年前に2回目の気胸やってるしね・・・。でもなんとなく、相葉さんの存在はすごく心強い。同じ辛さを知っている人がいて、その頑張っている姿を見られることが励みになる。うん。

 

女性の患者は少ないそうだけど、皆さんも胸の辺りが歩くのもツラいくらい痛いという時は、すぐに病院に行ってくださいね。大抵の方は「大丈夫だろう」と無理して外で発症して救急搬送になるそう・・・。

*1:片肺が潰れると、もう片肺に負担がかかって潰れる可能性がある。その場合、呼吸が出来なくなるので死に直結

*2:そのため、「イケメン病」と呼ばれているとか

*3:医学的な根拠はないらしい

V6にハマるまでの怒涛の3ヶ月の記録

暗い話だけではあれなので、先に書いてたネタも一緒にアップ。

 

ブログめぐりをしていて見つけた「V6ファンアンケート」の「はまったきっかけ」項目が興味深かったので、自分のきっかけを記録しておこうと思います。

 

sasagimame.hatenablog.com

  

V6にハマるまでの怒涛の3ヶ月(2015年10~12月)の記録。

  

【2015年10月】

 5日:地上波で放送していた『図書館戦争LIBRARY WARS(以下LW)』を見て、どハマり。

6日:『図書館戦争BOOK OF MEMORIES(以下BOM)』をリアタイ。

10日:『図書館戦争THE LAST MISSION』公開初日の朝一回(8時20分上映開始)を鑑賞。

 

すぐに原作本6冊を購入し、1週間で読み終わる。映画は1ヶ月で8回鑑賞。LWのDVD-BOXとBOMのブルーレイ購入。会社休んで、期間限定のカミツレカフェにも行ってきた!

 

この時点では図書館戦争の世界観にハマっていただけで、岡田氏にハマったわけではなかった。と思う。だって好みと真逆なんだもん←スラっとしてシュッとしてスッとした人が好き。

 

・・・でもそういえば『あぶない夜会』のハニカミ映像は結構リピしてた気がする。「ハマってない、ハマってない」と自分に言い聞かせながら・・・

  

【2015年11月】

 1日:図書戦のためにフォローしていた方たちのざわつきを見て、記念すべき日であることを知る。

3日:『学校へ行こう』。

5日:『アメージパング 大反省会SP』。ここで、私が雷に打たれたあの言葉が!!

 

岡田「ちゃんと食べてから言った方がいい」!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ADさんに何気なく言い放ったこの言葉。声を張るでもなく、普通に注意したこの言葉にとてつもなくトキメイてしまって。いつかラブセンのボイスでお願いします。・・・どんなシチュエーションだ(笑)。

 

11日:『オカダのジショ』。

それまでは立ち読み(ごめん)だったんだけど、この時の誕生日絡みのお話がね。一人の人として素敵だな。これは手元に置きたい、置かないと後悔する!と思い購入。以降は毎回レジ直行。

 

24日:『ベストアーティスト』。

 V6が歌番組に出ているのを見るのは初めて。『Wait for You』の曲調も振りもどストライクだった上、岡田氏の歌声の甘さにメロメロ。かと思いきや、バク転後に坂本くんの真似をして拝んでるの可愛すぎるし。もうなんなの!!番組が終わったらTwitterでVファンの方が『Super Very Best B』を紹介されてて。え?CD3枚組&DVDでこんなに安いの??*1買う買う!!と、即効ポチッ。

 

そんなこんなでハマったことは認めた11月。でも一過性かもしれないし・・・と一歩引いていた・・・つもり。

  

【2015年12月】 

3日:『フォエバコン』WOWOW放送。 

リアタイできず後日鑑賞。宝塚以外のコンサートをちゃんと観たことがないし、V6の曲もほとんど知らないので、数回はいまいちピンと来なくて←こなくても何回も見ていたわけだけど(笑)。それが何回目かにいきなり「うぉー、超いい!!」とスイッチON。そこからは狂ったようにリピート。

 

16日:『FNS歌謡祭』。 

25日:『ミュージックソン』。 観覧に行っちゃった!

 

自分には関係のない話だと思ってたんだけど、24日のレポを追っかけてたら楽しそうで。会社から近いし、もともと早起きだし。でも一人で乗り込む勇気はない・・・と友だちを誘いまくったけど断られ。ダメ元で同僚に言ってみたら、「一度くらい生でジャニーズ見てみたいし、起きれたらいいよ」と。まじか!!!起こす!!起こす!!!

 

結局3周して、会えたのは坂本くん・長野くん・健くん。2周目はちょうどCMに入ったトコだったので、健くんがガラス近くまで来てくれて。うわぁ~、可愛い♪と思ったら、座ってた坂本くんがお辞儀してくれたので、思わずお辞儀し返した(爆)。座っていてもわかる脚の長さに驚愕。長野くんは電話を受けてたりであまり見えなくて残念。

  

30日:『SONGS(再放送)』。

・・・実は剛くんがとっても苦手で。昔のヤンキー?チーマー?イメージが強いし、今の歌い方や踊り方もあんまり好きじゃなくて。でも「みんな笑ってるもんね。『愛なんだ』歌ってる時ね」と「何も考えずに笑っていてほしい」という言葉を聞いて印象が一変。なんてピュアで可愛い人なんだ!!となってしまえば、あの歌い方や踊り方も魅力的に見えて。今ではすっかり大好き。

 

もう6人全員好きってことだよね。FCに入らない理由がないよね。ということで、年明けてすぐFC入会手続きをしました。30うん年生きていて、初めて郵便局ATMに触った(笑)。

  

【実は・・・】 

2015年9月半ば頃、この数年がっつり追っかけていた宝塚OGの贔屓に「結婚したので今後舞台のお仕事はしない」的なことを言われ。その予感はあったので覚悟してたけど、いざとなると思いの外ダメージが大きくて。・・・無意識に何か別のモノで埋めようとしてたのかな。

 

そこに図書戦&20周年のTV露出がちょうど重なって。タイミングが良かったんだか悪かったんだか・・・いや、良かったんだよ!!こんな素敵な人たちを知らないままなんて、人生損するところだったよ!!・・・多分デビュー当時に代々木で見ているし(元ばりぼーファン)、勿論『学校へ行こう』も見てたんだけどね。

 

その頃にハマっておけば良かったのにと悔やみつつ。でも今が私にとってのベストタイミングだったということだ!

  

【まとめ】 

ジャニーズに興味がない上、そもそもTVをあまり見なかった私にとって、正直「V6ってまだあったんだ」くらいな感覚で(ほんとごめんなさい)(土下座)。「岡田准一(V6)」も図書戦における「栗山千明(特別出演)」くらい意味を為さない記号というか←制作サイドでは意味があるんだろうけど、見てる側としてね。

 

でも岡田氏をきっかけに見たV6のパフォーマンスはとてつもなくイカしていて(死語?)(でもこの言葉が一番しっくりきた)(笑)。

 

舞台至上主義だった人間にとって、アイドルって「所詮アイドルでしょ」という気持ちが少なからずあって。勿論TVで活躍するアイドルにはアイドルの苦労や努力があるのは知ってます。でもパフォーマンス面においては、それをメインにしている舞台人に対してどうしても劣るという印象があって。

 

なのにこのおじさんアイドルグループは、歌も踊りも上手い!!めちゃくちゃ格好良い!!でもトークになるとむちゃくちゃ可愛い。なんだこの生き物たちは!!!

 

 

と既にメロメロだったのですが、日々震災のニュースに触れて疲れ気味だった心に、本当にV6が効く!!毎晩寝る前に「Beautiful World」と「by your side」を聞いています。精神安定剤

*1:参考までに、ア○ゾンでの現在の価格¥3,936。宝塚でこれから発売される某トップさんCD3枚組¥6,480

2011年震災の時の観劇関係の記録。

被災された皆様にお見舞い申し上げます。少しでも早く、普通の生活が戻りますように。

 

大きな災害が起きた時、毎回持ちあがるのが「こんな時に舞台をやって良いのか」という話。非常時におけるエンターテイメントの意義とは・・・なんて大層なタイトルを最初は考えたのですが、どうにもまとまらなくて断念。

 

ということでシンプルに。東日本大震災の時の宝塚がどうだったか、その時に自分がどう感じたかの記録。

 

※暗いです。ご注意を。

 

2011年3月11日(金)。私は大阪梅田のシアター・ドラマシティで宝塚宙組ヴァレンチノ』14時公演を観劇していました。一幕の後半でゆらゆらと揺れ始めて。最初は寝不足で眩暈でも起こしているのかと思ったんだけど、途中で数日前に東京で体感した揺れと一緒だと気付き。だとしたら・・・東北!!!

 

震度は1か2だけど、横揺れがずっと続いていたので照明がぶつかり合ってガチャガチャ音を立てていて・・・。キリの良い所で幕が降り、10分ほど中断。幕間に情報を得ようとするも、ドラマシティのロビーはもともと電波が悪い上、繋がりにくくなっていたようで何もわからず。その日の舞台のことはほとんど覚えていません。

 

大阪での公演は3月20日に終わり。東京公演3月26日~4月2日は会場となる日本青年館が震災で破損したため中止に。*1

 

東京はまだ余震が多かったし劇場も古かったので、この時は中止になってホッとしました。大阪では毎公演、主演の大空祐飛さんがカーテンコールで沈痛な面持ちで挨拶をされていて。その祐飛さんを見るのがツラくて・・・あの表情をまた東京で見たくはなかった。 

 

 

東京宝塚劇場では雪組ロミオとジュリエット』の休憩中に震災が起きたそう。高いセットなどもあったので、上演中でなくて良かった。当日は関東の交通機関がストップしてしまったので、劇場に泊まることができたとか。翌日は中止だったかな?(あやふや)。3月20日千秋楽。

 

そして次は花組『愛のプレリュード/Le Paradis!!』3月25日~4月24日。チケットを取っていたので何回か観に行きました。でも正直ツラかったな。ロビーは節電で暗いし、公演中も余震があって落ち着かないし。それに、贔屓の公演は中止になったのに・・・という気持ちもなくはなかった。

 

なにより終演後の募金が、私はツラかった・・・。主演の真飛聖さん*2はじめ花組生が募金箱を持って立っていて。安全の為に入り出待ちが中止されていたし、退団する生徒さんもたくさんいたし。頑張っている生徒さんに直接想いを伝えられることは良かったと思います。ただ募金箱が置かれているだけより確実に金額も集まるし。でもロビーに沈痛な面持ちで立たれている生徒さんを見るのがツラくて。

 

募金は花組の生徒さんたちが、何か自分たちに出来ることはないかと話し合って決められたと聞きました。

 

エンターテイメントを提供する側にとって「非常時に公演をしていて良いのか」という葛藤は絶対にあるものだと思います。観る側は後ろめたい気持ちがあったとしても「公演があるなら、チケットを無駄にしない為に観に行く」という大義名分があるけれど。

 

でも公演をするのは彼女たちの仕事であり、やれる環境にあって、やると決まったなら、精一杯やるしかないわけで。何も恥じたり後ろめたくなる必要はないのに・・・。それで元気をもらえる人たちがいるんだから。むしろ胸を張って良いことなのに。

  

 

そんなこんなでモヤモヤが溜まっていた時、TVでミッキーたちが歌い踊っているのを見たら、いつの間にか号泣していました。ミッキーと仲間たちは、いつだって口角が上がっていて笑顔なんだなぁ~って。

  

笑顔じゃない彼女たちを見るのがツラかった。

彼女たちに、「元気をもらったよ」と笑顔を見せなきゃと思うことがツラかった。

 

贔屓の東京公演は中止になってしまったのに、

贔屓は大阪でチャリティーのために街頭で歌ったりしていて。

それは彼女たちがその時に出来ることを考えて実行したことであり、とても良いことであるはずなのに。

 

なんで大阪でやるの?(本拠地だからだよ)(そんなのわかってるよ)(苦笑)

東京での公演がなくなったんだから、むしろ東京でやってほしかった。

でも決して安全ではない東京に来てほしくもなかった。

 

頭で納得できても、心で納得できないことがたくさんあって。

負の感情を持ってしまう自分を責める気持ちが生まれ。

 

本当に大変だった被災地に比べれば全然大したことはないけれども。

仕事は大混乱で毎日ぐったり、物資もないという程ではないけれど揃わないものもあり。

ただでさえ疲れているところに、いわゆる娯楽で心を疲れさせている自分ってなんなんだろう?

 

・・・エンターテイメントって、楽しむためにあるんじゃなかったのかな?

 

 

これはあくまで、その時の私の特殊な状況でのキモチ。

 

いわゆるエンターテイメントに救われた人は、きっととても多かったと思う。

 

だから、やれる環境が整っているならやればいいんです。「こんな時に不謹慎だ」と言う人がいたとしても、舞台を観て元気になれる人がいるんだから。やってもやらなくても、いちゃもん付けたい人は付けるし(苦笑)。

  

あと、人前に立つ仕事をしている人には、そういう時こそ笑顔を見せてほしいなと思いました。こういう時に笑顔を見せるのはどうなんだろう?と思う気持ちはわかります。でも暗い表情を見せられたら、ファンは余計に暗くなる。

 

そういうのって連鎖しちゃうから。だったら、笑顔を連鎖させたいよね。

  

・・・と、ここで終わるつもりだったのですが、最後に連鎖に関連?した話。

  

大阪で前方通路側席で観ていた時、色々気掛かりで全然舞台に集中できなくて。舞台から視線が外れていたのかもしれない。ふと顔を上げたら、悲しげなルディ(役)ではなく、祐飛さんと目が合った(気がした)の。

 

実際に合っていたかはわからないし、仮に合っていたとしても、その時に祐飛さんがどう感じたかはわからない。でも、そういう表情を自分がさせてしまった(かもしれない)ことをすごく反省しました。役者さんが舞台上で役を演じている以上、観客は客席で観客を演じなければならない、と思っているので←このことについては機会があれば後日まとめたい。

 

でも当時は、日常を忘れて舞台の世界に入り込むなんてこと、やっぱり出来なかったな。 

 

こんな気持ちをまた味わう日が二度と来ないことを願います。

*1:同年8月13日~19日に同会場で再演

*2:初舞台は阪神・淡路大震災後、再開一作目の『国境のない地図』。そして東日本大震災直後のこの公演で退団。

宝塚の卒業旅行

宝塚ではトップスターやいわゆるスターが退団した後、ファンと卒業旅行に行くことがほぼ恒例となっています。

 

某トップスター(2012年退団)と某スター(2014年退団)の旅行に参加したので記録。状況はその都度違うと思いますが、参加を悩んでる方の参考になれば。

 

結論から言うと「行けるなら行っとけ!!」なんですけどね(笑)。   

 

・某トップスターの場合 

卒業:7/1

発表:9/2頃。解散式で発表&先行受付。

出発:11/21頃。ロサンゼルス3泊5日。

費用:諸費用含めて30万円強だった記憶。

 

参加人数は確か約120人で、定員いっぱいだったかと。

 

トップスターさんと会えたのは、

1日目:ランチ後に短めのトークショー(お土産を手渡し。グループ写真撮影)。

2日目:朝食会場でのお見送り。

3日目:お墓詣り(グループ写真撮影)。ディナークルーズでのトークショー(握手・お手紙渡し)。

 

2日目はもともとは会える予定はなかったけど、前日のトークの時にご本人が「お見送りに行こうかな」と。朝早かったので、時間を聞いた瞬間「行くなんて言わなきゃ良かった」って顔してた(笑)。

 

トップスターさんが絡まない部分では、2日目はメキシコ観光orディズニーワールド←申込時に選択。3日目はワーナースタジオ見学。フリータイムはなし。他、別料金で1日目の夕食&プチ観光。

 

添乗員さんが大勢付いて面倒を見てくれたので、毎朝ビュッフェ会場でボーイさんに絡まれてた(笑)以外、英語を喋る機会はほとんどなかった。

 

一人参加だったので人見知り的には超不安だったけど、一人参加者が多かったのですぐ仲良くなれました。  

 

・某スターの場合  

卒業:7/27

発表:8/1頃。会メールで先行案内。

出発:10/3頃。ロンドン4泊6日。

費用:諸費用含めて40万円強(一人部屋希望は追加料金)。

 

スターさんと会えたのは、

(1日目:成田・イギリス入国審査・バス)

2日目:ランチ後に短めのトークショー。プチ観光(グループ写真撮影)。

4日目:一緒に観光(グループ写真撮影・紅茶教室・クルーズ)。ディナー後にトークショー(握手・ツーショット撮影・お手紙渡し)。

5・6日目:一緒に日本に帰ってきて、成田でお別れ。

 

1日目は本来は会うはずじゃなかったのに会っちゃった系(笑)。てっきり前乗りだろうと思ってたら、同じ飛行機で行くんかい!!しかも一緒に帰るんかい!!まさかパスポートを手にした贔屓を見ることになるとは。

 

参加は10数名。(小声で)最少催行人数に達しておりませんでした・・・。その為か、距離が近い近い。全員と話そうとしてくれてたのもあるだろうけど、気付くと真横にいて心臓に悪い。

 

スターさんが絡まない部分では、2日目は早朝出発で観光。3日目はお昼過ぎまで市内観光、午後フリー。希望があれば別料金で諸々手配しますという感じ。添乗員さんは1人。

 

友だちと参加。参加者の約8割が会絡み。ほぼ顔見知りでした。

 

 

※注意事項

・イベント時の席、写真撮影時の立ち位置は全てくじ引き。運が悪いと常に遠い可能性あり(実際それで文句を言ってる方もいた・・・)。

・阪○さん、写真撮影がド下手!一切期待しないように。

・一人部屋は追加料金。相部屋希望にも関わらず、人数の関係で一人部屋になった場合も追加料金が必要。

 

 

最初にも書いたように、日程・金額などが絶対に無理というのでなければ、とりあえず行ってしまえ!!

 

過去にはテロの関係で延期があったりもしたようだけど、割と開催されている感じなのかな?卒業後に発表なので難しいところだけど、もしやるなら行きたいというのであれば、退団公演で有休やお金を使いきってしまわないことも大事。

 

あ、あとスターさんの方は帰国数日後に東京會舘で『トーク&ライヴ』がありました。今は東京會舘が建て替え中だから、他でやっているのかしら?やる可能性があるなら、その分の余裕も必要かと。 

 

素敵な想い出となりますように。