may’s blog

20年いたヅカ沼を抜け出したと思ったら、図書館経由でV6沼に転がり堕ちた人。そして今はバレーボール熱が再燃中。

TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』 ―考察とまではいかない、ただ思いついたことの羅列―

福岡で3回戸惑ってきました。考えれば考える程に戸惑いが増してきたので、頭の中を整理しようと書き出してみたところ、益々わからなくなりました(笑)。

 

これを書いた後に観劇できていないので、思い違いや勘違いが多々あると思われます。皆さんのブログや呟きなどを拝見して、明らかに自分が間違っていたところを訂正したり加筆したりしています。読者登録してくださっている方には、その都度更新案内がいっちゃうのかな?そうだとしたら、通知がうるさくて申し訳なかったですm(__)m

 

表を画像としてUPしてみたけど、読めるかな?私のPCスキルではこれが限界。。。   

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そもそもが最初からある歌詞を元に組み立てられているし、多分全てにおいて厳密ではないんだろうね。

 

いっそ全てがイノッチの夢オチで、「こんな夢を見たんだよーー。長野くんが(楽器吹きながら)振り向くタイミング間違えてさーー。俺間違えたかな、ってビックリしちゃったよー(福岡楽の出来事)」、なんて盛り盛りで話してる姿を思い浮かべるのが一番簡単だな(笑)。 

 

以下、ちょっと気になった点やわからなかった点をピックアップ。

 

・母がユリ・ゲラー 

ある年代以上の人にはものすごい違和感があるかと。だって本物のユリ・ゲラーは男性だもん!!この時点で現実世界ではないことがわかるので、整合性を求めなくていいのかなと。

 

真面目に考えると、いわゆる「グレート・マザー」(次項)な存在を作るために敢えて女性にしたのかもしれない。でも、単に女装させたかっただけの可能性も・・・(苦笑)!?

 

ユングの心理学 

ユングが提唱した5つのアーキタイプ(「無意識」の領域にある元型)に、「シャドウ(もう一人の自分。なれなかった自分)」「グレート・マザー(偉大な母)」「オールド・ワイズ・マン(老賢人)」「アニマ(男性が持つ女性原理)」「アニムス(女性が持つ男性原理)」という存在があり。うち3つが作中に明確に出てきている。

 

アニマ・アニムスは、三池&由利妹、ってところなのかな?もしくは最終的に長谷川が両方を持ち合わせる??

 

・阿修羅 

「阿修羅のような顔」っていうのがピンとこない・・・。どうしても興福寺の阿修羅像を想像してしまうので、それを見て怒るか?と。むしろ「なまはげ」やら「まっくろくろすけ」より全然マシに思えるし、逆に違いがよくわからないとも言える。

 

ヒンドゥー教では阿修羅は太陽神というところで、他の星(惑星)とは別次元みたいな扱い???

 

・長谷川の似顔絵 

1回目に観た時は、「阿修羅」のような絵なんだなと思った。もう死んじゃう・・・って。でも2回目に観たら、絵を見て由利が「おい、お前それ・・・」って言ってて。阿修羅だったら想定内だろうから言わないよね。ってことは、絵のテイスト自体が全く違う?本当に長谷川の見たまんまを描いているのかもと(でも「俺は見た目では描かない」って言ってるし、由利妹の手紙の内容からしたらありえないか)。それを見て、長谷川が「うん、これは僕です」って言ってる。

 

でも3回目は、理屈なしに「由利妹の顔だ!」って感じたんだよね。理屈をつけると、長谷川は似顔絵を描いてもらったことはないはずなのに「描いてもらったことあるよね」って言ってるし(由利妹はある)、三池の「言葉にすれば、この絵は自由を失う(曖昧)」辺りで。ただ、そうなると『僕』はちょっと違うかなーとは思う。でも仮にそうだったとしても、敢えて『私』にはしないか。もしくはここにアニマ・アニムスを捻じ込んだ・・・ってのは考えすぎかな。

 

この絵に関しては、正解は教えてくれないだろうし、明確は正解はないのだろうし、観た人の数だけ正解があるというか、正解だと思ったものが正解ってことかしら。

 

・長谷川の未来 

で、結局長谷川の命はどうなのかと。詳しい台詞は忘れちゃったけど、結構ヤバイ的な説明があったし、最後の似顔絵が阿修羅なら先は長くない。由利妹の人生が流れ込んでいるのだとしたら尚更。『ちぎれた翼』の歌詞に「魂のカケラ 次の世まで輝き続ける」とあるし。

 

でも『Change your destiny』の歌詞は「未来を変えよう」なんだよね。最初と最後で歌われているから、全部に当てはまるわけではないのかもだけど。あと、作品紹介が「ある曲に出会い、未来へと進む男たちの話(超意訳)」みたいな。となると出演者全員に未来が欲しいよね。と。由利の研究が進めば救えるのかなとも思うけど、この時点では全然間に合わなさそうだ・・・。

 

・悲劇と喜劇 

人生は喜劇なのか悲劇なのかと嘆く由利に、教授が「それがわかれば、人間なんてやっとらん」と。

 

舞台の内容とは関係ないですが、悲劇(Tragedy)の対義語である喜劇(Comedy)は、今ではいわゆるコメディとなってしまっているけど、本来はハッピーエンドを指すものだそう。なので悲劇と思われている『ロミオとジュリエット』は、実は喜劇である・・・と聞いたのは、演劇学の講義だったか、それとも心理学の講義だったか・・・。2人は死んだことで結ばれたわけだから、それはハッピーエンドなんだと。

 

人生が悲劇だったか喜劇だったかは、人生が終わってみないとわからないことなのかもしれない。

 

・ハコ  

セットや小道具が宅急便みたいな箱に隠されていて。これは意識の中から、過去の記憶(が入った箱)を引っ張り出してきている、ということなのかな。オルゴールと手紙(僕が書いた僕の手紙)が入った箱を長谷川自身が見つけ出せた(持ち上げた)ことで、三池と由利は元に戻れたんだろうね。もしそこで長谷川がそれを見つけられなかったら、長谷川はそのまま死んでしまったかもしれないし、そうしたら2人もそのまま出られなかった。

 

 

3回観劇できただけでもありがたいことだから贅沢は言えないけど、期間をあけて、一旦頭を整理してからもう1回観たかったな。DVD発売してくれーーーーっ。

 

さて、あとは萌えポイントを書き出したら、ブログ巡りをしてこよう~~。他の方たちがどう感じたのか、どう考えたのかetc.読んでみたい♪