may’s blog

20年いたヅカ沼を抜け出したと思ったら、図書館経由でV6沼に転がり堕ちた人。そして今はバレーボール熱が再燃中。

観劇記録2016年6月

2016年6月の観劇&映画鑑賞記録。 

 

・『Forever Plaid』@KAAT 

www.forever-plaid.com

 

 6/4 14時公演観劇。FCに入った時には申込が終わってたし、もうチケット取れないだろうと思ってたら、Twitterで譲っていただいて♪段上がりのセンター。演者さんの目線の高さなので、目の前でスタンドマイクでラブソングなんて歌われたら、まるで自分に歌ってくれているかのような錯覚。幸せな席でした。ありがたやー。

 

ミュージカルというよりコンサートな感じ。なのでストーリー的にはそんなに入ってこなかったんだけど、でもラストのあの衣裳の4人を観た瞬間にだーだー泣けてしまって。ちゃんとストーリーは伝わってたんだなと。

 

川平さんは多分初めまして。あのパワフルさ、凄いねー。TVで見るまんま。でもちゃんと役なんだよね。そーまさんは色々ズルかった。歌は勿論抜群に上手くて。うわーーとなっているとこに、ジョン・レノンからのスフィンクス(爆)。しかも「(前方端の人は見えなくて)不公平だから」って、わざわざ上下両方でやったしね。ああいう人だったっけ(笑)??ところで、いつの間に壮麻さんになったの?やっと綜馬さんに慣れてきたところだったのでビックリ。でも私の中ではやっぱり二枚目な芥川英司さんという印象が強いなぁ。だからこそ、スフィンクスの破壊力・・・(爆)。

 

松岡充くん、可愛いねぇー。・・・え?44歳????び、美魔女。。。確か彼のミュージカル初舞台?の『タイタニック』初演を観て、また変なのがミュージカル界に入ってきた・・・と当時は思ったのよね(ごめんなさい)。何を歌ってるのか、歌詞も内容も全然伝わってこなくて。そんなだった人が、こんな立派になって!!と、もはや親心(笑)。歌は勿論素晴らしいし、やりたい放題で客席の心を鷲掴み。

 

長野くんは決していい声ではないし、歌も上手くないし(ごめんなさい)。この面子の中では弱すぎると最初は思ったんだけど、長野くんがいるからこそプラッズのハーモニーが成立してるんだなーと。ハイトーンで押しの強い川平さん・松岡くんの声、そして低音のそーまさん。ちょっと混ざりにくそうな声たちの隙間を全部埋めて繋いでいた感じ。実際V6でもそういう印象。

 

あと私の中の長野くん像がまだ安定してなくて。シブヤノオトで観た時は「美人さん」だったんだけど、フォエプラでは割と「おじさん」だなぁーって。横に美魔女がいたからかな!?でもスペイン帽をかぶって振り返った長野博は紛れもない「スタア☆」(敢えて)で。ものっすごいキラキラしてて。トキメイタ!!まぁ確かにそこ以外は、ちょっとオドオドしたジンクスくん、という役でもあったしね。

 

カーテンコールではお隣の方と手を繋いでの「プラッズ!!」。こういうの初めてだぁ~。ちょっと楽しいね。でもお隣が観劇マナーが悪かったりした人だったらイヤかも・・・(苦笑)。

 

パンフレットはグッズと別売り。開演直前に来た方は買えなかったと言ってたので、入場と同時に買っておいて良かった~。グッズはかなり並んでたので諦めたんだけど、終演後はあまり並んでなかったのでTシャツ購入♪レッスンで着よう。

 

・『MURDER for Two』@世田谷パブリックシアター  

www.murderfortwo.jp

 

6/5 13時公演。凄かった。ほんとに凄かった。面白かった!!私、実はこういうタイプのお芝居ってあんまり好きじゃなくて。なんていうか、ふざけられちゃう芝居っていうのかな?役を脱がれると引いちゃう。この作品の中ではふざけている部分も多少あったけど、でも加減がちょうど良かったし。なにより技術が安定している上でのおふざけだから安心して観られた。

 

坂本くんの10役、外見はほとんど変わらないのに全部きちんと違う人に見えて。なんなら衣裳まで違って見えてくる。ダーリアさんは濃い赤のワンピース、ステフちゃんはオレンジのホットパンツもしくはスパッツ、バレットさんはラベンダーのシフォンワンピースetc。キャラ自体は全然違うから、実際演じ分けるのはそんなに難しくないと思うの。でもその声で歌って踊って、しかもピアノまで弾くっていうのが!!それも歌の時だけならまだともかく、BGMも弾くのね。凄すぎる。

 

そして松尾さん。役の数的には少ないし、歌とかもしれっとさらっとやっている感じなんだけど。松尾さんが作りだした流れに観客が知らず知らずのうちに乗せられている感じ。作品の作り自体がそうだけど、もっと感覚的なところでね。役を引き寄せ型の役者さんはあんまり好きじゃないので、最初の方はうーんと思ってたんだけど。松尾さん凄かったな。

 

1回しか観てないので、アドリブはよくわからなかったけど。ハプニング?としては、眼鏡を掛けない役で掛けちゃってて。その時は客席は「?」となりつつスルーしてたんだけど、次に掛ける役になった時にクスクス笑っちゃってて。そしたら役のまま、スルーしろ的なことをぶつぶつ(爆)。

 

もっともっと観たかった。再演してほしいなぁ。  

 

・『冷蔵庫のうえの人生』@草月ホール  

www.life-on-refrigerator.com

 

6/9 18時半(ピアノ:レ・フレール)。6/12 13時(ピアノ:林正樹)。出演者2人の音楽朗読劇。基本は個々だけど、時々2人が接するし歌もあるし。ちょっと不思議な感じ。

 

作品がどうとか演技がどうとかいうより、改めて「祐飛さん、やっぱり好きだわ」と感じた。そんな公演。

 

ピアニストさんは2組。同じ曲でもアレンジが違ったりしたのかな?レ・フレールさんは物語に寄り添うような、柔らかな印象。林正樹さんはドラマティックなピアノ。単体で聞く分には林さんの方が好みだけど、物語の中ではちょっと強すぎて音楽パートが独立してしまってた気もする。

 

共演の大野いとちゃんは20歳で、舞台出演はこれが2作目とか。とっても可愛らしかったけど、お芝居に照れがある感じがして。もう少し入り込んでほしかったな。でもその技術的な未熟さが役には合ってたし、そのお陰で祐飛さんの包容力も際立ったのかなと。母性というより、時々父性にも見えたけどね(笑)。特に歌のところは、抜擢された研1を見守るトップスターって感じで。うん、仕方ない!?

 

・『ラディアント・ベイビー ~キース・ヘリングの生涯~』@シアタークリエ  

www.tohostage.com

 

ご縁があって、6/16 18時半公演を急遽観劇。これもオフ・ブロードウェイ作品なんだね。時代背景がピンとこない部分もあったし、後半は気分的に若干乗り遅れた感じもあったけど。それでも単純に楽しかったなぁ。彼の絵も好きだし。でも一緒に観た友達はダメだったみたい。

 

とにかくビックリしたのが、舞台での映像技術ってここまで進んだんだなぁーということ。2009年『カサブランカ』で飛行機が飛んだ時もビックリしたけど、あれからもっとずっと進んでた。これがゴールなのか、更に先へと進むのか・・・。あと小道具がキース・ヘリングの絵みたいになってて可愛かった。

 

この作品の用語集みたいなプリントが座席に置いてあって、ありがたかったな♪パンフレットも嵩張るから、そうそう全部買ってられないしね。ま、開演前に読んでも結局あんまり頭に入ってないんだけど(苦笑)。観劇後に読み返せて良かった。

 

子供3人組、上手かった!!カーテンコールにいなかったのは、21時を微妙に過ぎてたからかな?残念。開演前の注意アナウンスは録音じゃなくて生?3人が「きょうしゅくですが」とか言ってて、とっても可愛くて和む。と同時に、そこまでしてもマナーの悪い人はいるのよね・・・と悲しくもなる。

 

宝塚退団後初めて観たかも、汐美真帆さん。ショートカットだし、遠目で観てたら現役時代と全然変わらなくて懐かしい。アンディ・ウォーホル役がすっごい格好良くて。この為にキャスティングされたんだろうね。

 

主演の柿澤くんを観るのは初めてかな。歌も芝居も踊りも上手い。でもこの段差が多いセット、足腰にきそうだな・・・と思ったら東京千秋楽前に痛めてしまい、大阪公演は中止になったとか。今後の為にもちゃんと治してください。また何かやる時は観に行きたいな。 

 

・『帰ってきたヒトラー』  

gaga.ne.jp

 

ヒトラーが現代にタイムスリップしたという話。前半はありがちなタイムスリップものでそれなりに楽しいんだけど、途中から雲行きが・・・。まぁ、ヒトラー関連で後味が悪くない映画なんて基本的にないけど。私は犬の件がダメだったのと、後半の処理が受け付けなくて。。。観終った後、ずーーん(沈)。

 

なんていうか、終わらせ方がすごくドイツ的映画的・・・あんまりよく知らないけど(苦笑)。これがアメリカ的だったり日本的だったりしたら、もう少し後味は良かったんだろうなぁ。しかもそこに難民受け入れ批判を重ねたのかなぁという感じで。。。

 

CMはコミカル部分メインで見せてるから楽しそうだけど、デートムービーには向かないよ。

 

 

上記以外に宝塚月組大劇場を観てきました。こちらは長くなるので、また今度。